不満 VS 不安
ずっと前、流行った有名な本。
『チーズはどこへ消えた?』
ご存知でしょうか?
迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。
ところがある日、そのチーズが消えた!ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心を…。
というストーリーなんですが、、、
今日、ふと思ったことがあります。
最近おかしなニュースをよく耳にします。
学校の授業が不足してたり、先生が生徒をいじめたり。
核保有を臭わしたり、役所が裏金をつくり捨てたり。
あと、こんなことにも気付きました。
住宅ローンでボーナス払いをされる方がほとんどおられなくなった。
何となく根拠の無い不安に満ち溢れている。。。
そんな雰囲気を感じました。
多分、コレはいつもチーズがある場所、つまり既得権が崩壊し、今まで当然だったことが当然じゃなくなり、いい意味でも悪い意味でも視界が悪くなり、先が観え難くなった為では無いかと自分は思っています。
例えば、いい大学を出たからと言っていい生活が約束されたわけじゃないとか。
先生だからって尊敬されるわけじゃないとか。
読売巨人軍だからって優勝するわけじゃないとか。
大企業に勤めたからって安定するわけじゃないとか。
国連があるからって異国から占領されないわけではないとか。
当たり前のことだけど、何らかの既得権と言うか妄想というか、そういったモノで蓋をされていて?目を伏せてきて?問題にならなかったことが当たり前に問題になっている。 そのことに日本中が不安に揺れているような気がするのです。
先が観える方がいいのかな?
その先が不満なモノであっても・・・安心が出来るから・・・
既存に不満を持ち、既存を壊し自分が不満に思っていたことを修正できる環境を与えられたのに、人は不安になり、不満を持っていたはずの既存を懐かしむ。
人間は不思議な生き物だ。
チーズが無いことを知ってても、その場所から離れないみたいに。。。
まるで植物のようにそこから動かない。
人間は難しい。。。
by ecru-societe | 2006-11-04 00:47 | 日記 | Trackback(1) | Comments(3)
建設業界にとって、ここ1・2年は正に、震度7の激震である。
刻々と時代は変わっていく、その変化に取り残されないように、社会観の更新とモラル根拠の問い直しを継続的に続けなければならない。
この多様化の時代のモラルの核は「自由の相互理解」にあるのだろう。
いずれにせよ、何事に付け、既成概念にとらわれず新しい価値の創造を心がけなければならない。
しかし、万物には「慣性」がある。
何を為すにしても「慣性」との戦いである。
「チーズはどこに消えた」である。
トヨタの口癖に
① 真因を探せ
② 者に聞くな物に聞け
③ 現場は毎日変化させないといけない
と言うのがある。
残念ながら、多面的な視点で挑戦する勇気がある人は少ない。
留まっているのは、後退を意味する。
次ぎを目指さなければならない。
人類が積み上げてきた知識を自分なりに理解すれば「ヒラメキ」は生まれる。いつの時代も努力が肝要。
動かなければならない。動かさなければならない。
そんな気持ちを自分の中で反芻するしかないのかもしれない。
最も力を引き出すのは『楽しむ』という気持ちで向かう時。
一流の人たちはどんな状況におかれても楽しむことができます。
挑戦が楽しいと感じさせることが出来ればいいんですが。。。(笑)
先ずはリーダーが楽しんで挑戦し続けることですね。
じぶんはそんなことを自分の中で反芻してます(笑)
そして瞑想できるようになりたいです。
一流のスポーツ選手は力を抜くのがすごくうまいと言います。
リラックスした脳波を自分で生み出せるようになりたいです(笑)
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