人は独りでは生きられない・人は独りでは生きていない
ガンダムのめぐりあい宇宙の挿入歌。
その曲の詞に『誰も独りでは生きられない』というくだりがある。
金八先生も『人』という漢字の説明の中で『人は独りでは生きられない』と話されていた記憶がある。
何だか当たり前のようなことなのだが、実は多くの人がこの言葉を口にするのには、理由がある。
自分もウッカリするとそのことを忘れと思われても仕方ない、行動や言動などをとってしまうと感じる。
例えば、自分達が当たり前のように掛け算が出来たり、漢字が読めたりするのは、多くの税金が投じられた結果であることをいつも自覚しているだろうか?!
例えば、何気なく見ているそのテレビが映るのは、数え切れない人たちが働いている結果であることをいつも自覚できているだろうか?!
様々なサービスはタダで簡単に手に入るモノだとは思っていないだろうか?!
色々な方々に支えられて自分があることをいつも自覚できているだろうか?!
そんなことが『人は独りでは生きられない』・『人は独りで生きているわけではない』と、、、そう言わせるのだと思う。
自分も本当におかげさまと感じられるようになったのは、ここ5・6年のことである。
自分の力で立とうと思えば思うほど、その気持ちは大きくなり、自分ひとりの力の弱小さを痛感した。 そして、その度に支えてくれている方々がいることを知り、感謝をする。
助けてもらっていたことは、子供の頃から知らなかったわけではない。
しかし、今から思うと全く知らないに等しいぐらい、解っていなかったと感じる。
『人は独りでは生きられない』・『人は独りでは生きていない』
その言葉を痛感されている方は、きっと自分で立っておられる方。
でも、その方は自分で立っているとは思っていない。 皆さんのおかげと思われているはず。
何だか矛盾しているようで、矛盾していない話。
by ecru-societe | 2007-03-12 23:33 | 日記 | Trackback | Comments(0)