クロスを貼る
クロス(壁紙)を貼るのは単にボードの上に貼るだけじゃないんです。
なぜなら下地が平らじゃないと、クロスを貼ってもボコボコ平らな壁にならないからです。
エクリュのお客様がよく選ばれるクロスはEP(エマルジョン・ペイント)塗り風のクロスや漆喰塗りクロスのようにマットでフラットな感じのモノが目立ちます。
これらのクロスはより壁を平らにしないと、絶対綺麗に見えないんです。
専門用語で「下地を拾いやすい」と言います。
「下地を拾う」
そこでこの写真のような仕事の精密さが重要となります。
目立たぬ技術の真価が問われるのです。
下地の調整は、分厚い織物系のクロスや分厚い意志調のクロスの場合はそんなに重要ではないんですけどね。
エクリュのお客様の場合は、ナイーヴな感じのクロスがお好みの方が多く、特に重要なんです。
仕上がってからは全く見えないたくさんの仕事。
目に映るモノは氷山の一角なのは、どんなことでも同じですね(笑)
by ecru-societe | 2007-06-30 11:45 | つくり手(エクリュのなかま) | Trackback | Comments(0)