ほんとは住み手が主役
お客様のおうちを作品と言われることにわたしは抵抗がある。
作品とはそもそも芸術などに用いられる言葉であることもその理由のひとつだが、なにより決してエクリュの作品ではない。
『家』が重要なのは見た目のかっこよさや美しさだけではない。
『家』が最も重要なのは住む人の生活を育んでいくとことにある。
つまり主役は『住み手』。
2008年2月号の『カーサー・ブルータス』は日本の住宅について特集していた。
いつも建築家がクローズアップされがちだが、今回、住み手がクローズアップされていた。
「信念を持って暮らす」というと大げさだが・・・
住み手の暮らしを建築がどのように協調しているのか?そのことが本来住宅でテーマとされるべきだとわたしは思う。
住み手が主役。
その当たり前のことが描かれてる2008年2月号の『カーサー・ブルータス』を観て嬉しかった。
by ecru-societe | 2008-02-25 12:26 | 住 (建築・インテリア) | Trackback | Comments(0)