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本物のデザイン

昔、わたしが新入社員だった頃。
メーカーさんのカタログを見ながら意匠設計をしていると上司に叱られました。

本物を見て設計しろ!」と。

最近はメーカーさんのカタログも十分参考になります。
それが証拠に、メーカーさんがミラノ・サローネに出展している。

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上質なスペックのみならず比較的上質なデザインを比較的安価で手に入れることが出来るようになったのは、すごくありがたいことです。

しかし、誰でも容易にある程度上質なデザインをある程度安価で手にできると言うことは、設計などに苦労することなくビルダーにデザイン力が無くてもある程度のモノが出来上がると言うことでもあります。

これはデザイン力の無いビルダーにはありがたいことですが、中途半端なデザイン力のビルダーはどれだけ安くでメーカーさんの賞品を提供できるか?との安売り合戦に加わっていくこととも言えます。

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中途半端なデザイン力・・・・・・・・。

誰が中途半端と決めるかが重要です。
それは大学の先生や有名な建築家などの研究者ではなく、エンドユーザーです。

±0mmの多くの方々の苦労を重ねるより、みんなは確かに楽になるけど15mmの妥協を、本当に妥協として受け止められるのだろうか?
新入社員だった頃、上司が仰った「本物」は、必要とされるのだろうか?

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「本物」をエンドユーザーに伝えていくことも、プロフェッショナルの仕事。

よりドキドキさせるようなデザインや、より心を豊かにしてくれるようなカタチや、より幸せにしてくれるような空間など、デザインの可能性を探求し、潜在的なご要望にお応えしていけることが、このような時代だからこそ望まれているのだとわたしは思います。

デザインの力を信じます(笑)。

  by ecru-societe | 2009-04-27 00:20 | 住 (建築・インテリア) | Trackback | Comments(0)

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