白川郷
今日は家族と前々から行こうと思っていた世界遺産の白川郷へ行って来ました。
休みの日というと長男や次男のサッカーで、どこかへ行くことが中々出来ないでいましたが、今日は嫌がる長男を無理やり休ませ、家族で出かけました。
白川郷へ向かう道のり、九頭竜川を上流に遡り、九頭竜湖の横を抜けて岐阜県へ入るのですが、途中に見える平家岳などの山々は5月だと言うのにまだ雪が残っていました。
岐阜県に入り、ひるがの高原の近くで昼食をとりました。
国道156号線沿いにあった五郎作と言う手打ち蕎麦のお店で、ざる蕎麦を食べました。
メニューの最初のページにお蕎麦の食べ方が書かれていました。
先ず、塩をつけて蕎麦を食べ、その後ワサビを乗せつゆにつけて食べると書いてありました。
塩で食べる蕎麦。 すごく香りがよくて美味しかったです。
途中、向牧戸城(むかいまきどじょう)跡にも立ち寄りました。
桜が満開で、とても綺麗でした。
また、長男が野生の鹿を見つけました。
なら公園の鹿とは一味違う感動を得ました。
しばらく走ると御母衣湖沿いに荘川桜という樹齢400年とされているすごく大きな桜が満開でした。
今年は4月、バタバタしていて家族で花見にいけてなかったのですが、5月に思いのほか、すごく綺麗で豪華な桜を見ることが出来て感激でした(笑)。
どんどん山奥深く進んでいくと藁葺屋根の合掌造りの建物が見えてきました。
トンネルを抜けると一気に合掌造りの建物が並ぶ白川郷が眼下に広がりました。
「わー!」と歓声があがりました。
しかし、合掌造りの建物もさることながら、アリの行列のように蠢く人もすごい(笑)。
現在も実際に生活をされている白川郷の集落は国道からは深い渓谷を勢いよく流れる川の対岸にあります。
そこには吊り橋が架かっており、歩いて集落へ入ります。
私たちも国道沿いの駐車場に車を止め、そこから吊り橋を渡って白川郷へ入りました。
(ちなみに合掌造り民家園などは対岸ではなく、国道側にあります)
吊り橋を渡ってはいる感じが、別世界へ入って行くようで、まるでパビリオンへ向かう時のように胸の高鳴りが増していくようです。
そこは別世界でした。
舗装されていないくねった道。
四角く区切られていない田んぼ。 畦。 用水路。
合掌造りの建物は勿論、環境自体が全てが違っていて・・・
つくり込まれていると感じてしまうほどの別世界でした。
電線は・・・地中に埋設しているのでしょうね。
不自然なほど、自然でした(笑)。
非日常の空間と買い物を楽しんで、やっぱりテーマパークみたい(笑)。
ただ、やはり建築的には興味深いものが沢山あり、合掌造りもさることながら白川郷内にある古い建物を沢山写真に撮りました。
多分、福井より雪深いので軒の持たせ方が印象的で、合掌造りでない建物の軒周りの写真を撮りました(笑)。
なぜかそちらの方が妙に現実的でリアルな感じがして・・・。
あまりに非日常的で、あまりにダイナミックで美しい合掌造りには圧倒されてしまったのか・・・でも、とても素晴らしく、一軒一軒が違い、身分なのか?造られた時代なのか?それぞれに特徴があり、同じように見える合掌造りの建物もチラッと見せる個性の理由は、解明したいと探求意欲を掻き立てられました。
by ecru-societe | 2010-05-04 23:01 | 家族・地域 | Trackback | Comments(0)