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見えないモノを感じる(理解できる)

デザインという仕事は、カタチにするということが重要なポイントになるのかも知れない。
でも、デザインの大切なところはカタチに落とし込むその前にもあって、むしろそこのプロセスに価値があるのだと思う。

デザインと一言で言っても色々な考え方がある。
馴染みがある言葉だから、色々な使い方がされている言葉でもある。

だから一概には言えないのだけど・・・



僕らの仕事は最終的にカタチにする。
最終的なカタチを見ていただき、良いとか良くないとか評価を得たりする。

でも、僕らの仕事はカタチにする仕事は一部に過ぎない。

どうやってそのカタチを導き出すのか?
どうしてどのカタチでなければならないのか?
もっと言うなら、アイデンティティやヴィジョンなど背景的な部分がとても重要なども感じる。

それらのことは全て具体的なカタチではない部分。
カタチにする仕事だけど、カタチのないものが大切だといつも感じる。



本当は、皆が手にしているモノ。
例えばコップや服や車や家も、その価格のほとんどはカタチではない部分に支払われている。

例えば床材。
無垢のウォールナットの床材として・・・
木材(ウォールナット)の金額は、全体のどれぐらいだろう?
きっと材料以外の費用の方が、沢山かかっていると思う。

木材を探してくる費用。
木材がちゃんと製品として使えるかどうかを検討したり開発したりする費用。
商品を販売するためのカタログ製作の費用。
商品のよさを伝える営業の費用。
他社などの状況などを図る市場開発費用。
商品をストックするバックヤードの費用。
商品に問題があったときに対応できるための保険の費用。
提案の費用。
施工に費用。
品質管理の費用。
維持管理提案などの費用。
書き切れない、数え切れない費用(手間)がかかり、それらの費用を含めてウォールナットの費用となる。
木の金額はきっと僅かでないだろうか?
むしろモノの金額の大半は、そういった人達が動いた費用ではないだろうか?

それと同じように、カタチはほんの一部。
カタチに込められた意味や仕事や想いや思想や・・・そんなものが多くを占めていて、、、
だから見えないモノが観えないと、デザインを理解する(感じる)ことは難しいのかもしれない。

  by ecru-societe | 2010-06-18 00:00 | 住 (建築・インテリア) | Trackback | Comments(0)

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