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ベクトル

2つの力が存在する時、ベクトルの方向が真逆に同じだけ伸びるとつりあっている。
そう物理で習った。

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人は基本的に誰の力も借りず、自立すべきだ。
でも、人は完全無欠ではないし、人はひとりでは生きていけない。
つまり、持ちつ持たれつ、誰かの力を借りて生きてる。

A氏「B氏に力をお貸ししたい」
B氏「A氏のお気持ちだけありがたく受け取り、自分の力でやり遂げる」
この関係が、つりあった関係だと思う。
ベクトルは真逆の方向を示している。

C氏「D氏を大切にしたい」
D氏「C氏に大切にされたい」
一見つりあっているかのようなこの関係性は、ずっとこのままのベクトルだと(このポイントだけで考えた場合)続かない関係だと感じる。
同じ方向を向くベクトルはつりあっているのではない。
つりあわないベクトルでは、片方にだけ無理が生じたいりする。
無理は続かない。

A氏とB氏の関係がつりあっている関係で、続けられる可能性が高い関係だと感じる。
A氏がB氏の反応に対し、「立派なお考えだ!」と感じ、B氏はA氏に対し感謝の念を持てば、これは美しい関係で理想的な関係だ。
でも、いつもそうではなく・・・
A氏はB氏の反応に対し「生意気だ!」と感じ、B氏はA氏に対し「お節介だ!」って感情を抱く場合もある。
この場合はいい関係性ではない。
でも、つりあっている。

逆に言うと・・・
A氏「B氏に力を貸せない」
B氏「A氏のお力をお借りしたい」
これもつりあっていて、つりあっている関係性は続けていける可能性があるのだと僕は思う。
力はつりあわせ、あとは考え方・感じ方の問題だと僕は思う。

どうせなら、いいつりあいを保ちたい。
ベクトルが逆なら、いいつりあいをつくれる可能性がある。
ベクトルが逆なことは、関係を壊す理由ではない。
物理的に考えて、そう感じる。

  by ecru-societe | 2010-07-05 00:00 | 日記 | Trackback | Comments(0)

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