例えば、かじった事があるなら(少しばかりの知識があるなら)、相手が持っている知識や技術や能力が、それ以上かそれ以下かぐらいは判断出来るだろう。
でも、どれだけ知識や技術、能力などが高いか?
そのレベルの高さを図る時は、相手以上の高い知識や技術、能力が必要になる。
テスト問題の答えを全て理解出来る人で無いと、テスト結果で成績順を決められないのは当然の事と同じ意味。
しかし、自分より高い能力を使わないと、依頼する意味が無い。
自分より低い、もしくは同等の能力の相手に依頼するぐらいなら、自分でやった方が良いに決まってるからだ。
では、自分よりテストの点数が優に高い人達の成績(優劣)をどうやって決めれば良いのか?
そんな事は、先程述べたように出来る訳が無い。
テスト問題の答え全てを理解している人しか、相手の理解度をテスト出来ないのは当たり前の事だからだ。
それどころか、にわかに得た知識で、テストする人がいる。
しかも、お金や労力、時間もかけず、お手軽に近所の人やおじさんから聞いた話なんかを自分の知識としてふるう残念な人は、少なくは無い。
むしろ珍しく無い。
意外に良く目にするかも知れない。
そんな事に出くわしたら、どうすればいい?
「なるほど、なるほど」と聞き、言う通りに振る舞えばきっとその場は一定の満足を得られて、評価に繋がるだろう。
でもそれはプロフェッショナルとは言えない。
プロフェッショナルは、ラテン語の「profess(プロフェス)」を語源とする。
意味は「神の前で宣言する」。
神様の前で自分が責任を全うする事を宣言して職業に従事した事から生まれた言葉。
プロフェッショナルならその名にかけて、責任を全うする必要がある。
プロフェッショナルは太鼓持ちでは無い。
好かれるとか嫌われるとかじゃなく、感情では無い単なる知識や能力などで目の前の人が良くなればと、ただただ坦々と行動すれば良い。
にわか知識の相手に影響されず、坦々と行動し続ければそれで良い。
はず。
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