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現在の建築基準法での床面積は、柱の芯(中心)で寸法をとり計算します。
その為、図面は柱芯を通り芯としてかかれ、柱芯が基準と成ります。

そのことで色々な規格が決まっていきます。

柱から柱までの距離の最大公約数とでも言いましょうか、、、基準となる升目のことをグリッドとかピッチとかモジュールとか言います。 方眼紙をイメージしていただければ解りやすいかと。。。
日本語ではそのグリッドの距離の違いで京間とか江戸間、福井間などと言います。
建築のスタンダードでは910グリッドとか945グリッド、メーター・グリッドと言います。

既製品のサッシュやボード、建具などはこのグリッドをもとに作られています。


そんなことから起こるあまり知られていない事実があるんです。



それは現在の畳の寸法に関すること。

お隣のおうちの畳と我が家の畳の大きさはほぼ違うってご存知でした?
それどころか我が家の畳も1枚1枚の大きさが違う場合もあるんです。
その証拠に畳の裏に番号が書いてあって、入れ方を決めてある場合もあります。

それは部屋が出来上がってからそれにあわせて畳をはめ込むからです。


桂離宮などはどこの畳をどこにはめても合うと言います。
昔の日本の建築物はたたみの寸法からおいだして造ったためです。

安藤広重とか絵画で引越しの荷車の一番上に畳が乗せてあるのは、どこの建物でも同じ畳がはまったからです。
全ての建築物は畳を基準に建てた為です。

畳はヨーロッパのカーペットのような物でした。
持ち歩くのが当然でした。
だから畳を基準として全ての寸法を決めたのです。

『立って半畳寝て一畳』

人体モジュールといって日本建築の基礎となり、コルビジェなどの有名な海外の建築家も日本の建築文化に驚き感動したそうです。

今は違うんですけどね。。。

経済性を追求した為、失った物は結構あります。
何かを得るためには、何かを失うのが世の常。

現在の建築基準法の向かう先に、より良い建築の未来があることを信じて、何が国民の為になるのかを建基法を軸に考え、建築の質を高めたいと思います。

  by ecru-societe | 2007-05-11 01:24 | 住 (建築・インテリア) | Trackback | Comments(4)

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Commented by ひろみん at 2007-05-11 07:43 x
なるほど~・・・という記事でした。
3年前の福井豪雨のとき、築4ヶ月の我が家では
1F和室の畳を2Fに上げて、公民館に避難しました。
そして、翌日畳を戻すと、どうも隙間ができてしまうので
どうしてなんだろうって、ずっと思ってました。
そして、3年経った我が家の和室の畳は今でも
隙間が空いています(-_-;)
Commented by ecru-societe at 2007-05-11 12:32
●ひろみんさん
その節は大変でしたね。
おうちなど被害の方は大丈夫だったんでしょうか?

多分元通りに畳をはめ込めていない性だと思います。
畳の裏に番号がふっていませんでした?
6畳の場合は普通の畳の敷き方をした場合(畳の縁が十字を切らないように敷き込んだ場合)は3種類の大きさに分類できる場合があります。
微妙なんですがねw
一度畳の大きさを1枚ずつ測ってみてはいかがですか?
Commented by ひろみん at 2007-05-11 17:32 x
おかげさまで我が家はあまり大きな被害に
合わずにすみまいた。
たぶん、新築4ヶ月目という精神的ショックのほうが
大きかったと記憶してます。

アドバイス、ありがとうございます。
頑張って、もう一度畳の裏を見てみようかな。。。
Commented by ecru-societe at 2007-05-11 19:08
●ひろみんさん
新築4ヶ月目ですか。。。それはちょっとショックですね。
でも、被害が無くて何よりでしたね。

隙間を無くしてみて下さいw

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