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人の中で、人は育つ

人間って人の間って書きますが、「人の中で、人は育つ」と唱える中学校の先生がいます。
中学教師:鹿嶋真弓先生です。

「エンカウンター」(構成的グループエンカウンター)という手法が代表例として紹介されてました。

生徒同士が行うコミュニケーションのきっかけとしてだされた共通のあるテーマを、みんなで考え意見を交わすことで、自分の考えを自分で知ったり、自分と違った考えをしったり・・・そうした繰り返しを重ねることで互いの価値観を知り、集団の関係が深まっていくことを図っているのが、この「エンカウンター」のねらいです。

いじめや地域社会の崩壊など、コミュニティーに多くの問題を抱えているかのような報道が目立ちますが、この授業(コミュニケーション)は生徒達が他人と正しくかかわれるようになっていくだけでなく、人と人の絆を強め、成熟したクラス(コミュニティー)は学力まで高めていく結果をだしているそうです。

印象的な出来事がありました。

学級委員も勤めたクラスのリーダーの生徒が、受験を目の前に自信を失い、上手く自己表現が出来なくなります。
しかし、その状況をクラス(コミュニティー)が打破させます。
クラスメンバーがその学級委員を務めている生徒のいいところを次々に指摘していきます。
そうしているうちに、学級委員の生徒は自分のプレゼンを自信を持って出来るようになります。
もちろん、学級委員をするぐらいの生徒ですから、元々プレゼン力はあったのだろうと思います。
しかし、自信を失っていた彼とは全く別人のようにモニターからも感じ取れるほど、クラスが彼に力を与えているのを感じました。

これが鹿嶋先生が言う「人の中で、人は育つ」なのかな?

そんな事を感じました。


豊かな生活を送るためには、成熟したコミュニティーの中で、充実したコミュニケーションを重ねることで、人が何かを考えたり、感じたりして生きることだと思います。

そのことは、「エンカウンター」からしっかりと証明された気がして嬉しかった。


こんな話もあります。
コウロギの生態を研究している大学の先生が発表していたモノです。

沢山のコウロギの中で育ったコウロギは、メスを取り合うオスの喧嘩もどちらかが傷付くまではしないそうです。

しかし、他のコウロギと隔離し、1匹で育てたコオロギはすごく凶暴になり、相手が動く無くなるまで攻撃し続けるそうです。
しかも、一度喧嘩に負けてしまうともう二度と自信を取り戻すことが出来ず、喧嘩に勝つことはなくなるそうです。

コウロギもコミュニティーで多くを学んでいるんですね。

  by ecru-societe | 2007-08-29 00:00 | 日記 | Trackback(1) | Comments(2)

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Tracked from キャリアカウンセリングで.. at 2007-10-28 22:33
タイトル : グループエンカウンター
教員の方にお願いします。「エンカウンター(教育)」という言葉の意味を教えてくだ...教員の方にお願いします。「エンカウンター(教育)」という言葉の意味を教えてください。また、実践例を教えてください。お願いします。(続きを読む) 人の中で、人は育つ「エンカウンター..... more
Commented by じじ at 2007-08-30 17:36 x
「人の中で人は育つ」い言葉ですね。

政治は論理という機械の作動する部分が僅かで、むしろ感情が動かす部分は論理や利益よりも遙かに多いと、司馬遼太郎は指摘している。

メンタルな部分のみを考えても「人間は、一人では生きれない」、余程のことがない限り「集団の力学」の中で生かされているという現実を離れるわけにはいかない。
集団や組織に容認されることが、何よりの「力」になる。

しかし、現在忙しすぎて、生きた人間との交流が二の次になり、自分の行動を統制する能力や相手に共感する能力が欠落している。
相次ぐ悲惨な事件の背景になっているのではないか。

コミュニケーションは、人間社会を構成する要である。
多様化・国際化の進展で、どんどん同質性が失われていく現在、「話せば分かる」が重要になる。

「いい先生のいい試み」である。

戦後の荒廃期にベストセラーになった「人に好かれる法」が復刻されている。
真の教養とは、自らの尊厳を崩さず、相手の立場を理解し、これに善処し得る能力であると言っている。
よく噛みしめる必要がある。

Commented by ecru-societe at 2007-08-30 22:00
●じじさん
教育現場の崩壊の報道が目立つ気がしますが、全くそんなことは無く、先日も学校の先生と話す機会があったのですが、自分達の時より素晴らしいコンセプトで教育されています。
例えば、答えは先生が用意せず、子供達がコミュニケーションを取りながら答えを出していくと言ったような環境がつくられています。

そんな事を聞くと安心します。

小泉元首相が好きな言葉 「無信不立」 がありますが、「信」は誠によるコミュニケーションにて成り立ちます。

不安をあおるような報道や情報にのまれるのではなく、自分や人を信じる強さをシッカリと持ち続ける力を持つことが、正しく生きていく上で重要じゃないかと思います。

その為にも誠によるコミュニケーションが不可欠です。

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