大好きだけど大嫌い
急いでつけた蚊取り線香の匂いの中、ぼーっと考え事をしている。
先日書いた「ファスナー」に伴って。
もしも ウルトラマンのそれのように
総ての事にはファスナーが付いていて
僕が背中見せているその隙に
牙を剥くつもりでも 信じてみる値打ちは
あると思えるんだ
って言葉に共感したことをあらためて思い直して、あらためて言葉の持ってる性質に気付く。
「信じてる」ってことを表現すると、同時に「信じていない」ってことも表現しちゃうんだってことが、「ファスナー」からはよく理解が出来る。
そんなことを思ったら、高校の卒業の時の寄せ書きを思い出した。
それは、誰かが残した「大好きだけど大嫌い」って言葉だった。
寄せ書きには相応しくない、誰かが誰かに個人的に向けた言葉だろうけど、何となく心に残ったその理由が今解った。
どんな風に感情がつくられているのか?とてもリアルに表現しきった言葉だったからなんだ。
光と影は表裏一体。
光が存在したら、影も同時に存在する。
影があるから光を認識できるし、光があれば影はできる。
そんな当たり前のことを結構気づかずにいるってことを実感してしまった。
「信じる」かぁ~。。。
「信じる」って言葉が例え「信じていない」ってニュアンスを同時に運んでくるとしても、何も感じない毎日よりはずっとましだから、信じたいなら信じられないことも受け入れる準備が当然に必要ってことは、色んなことが解り始めてる大人なら当たり前のことなんだろうね。
「大好きだけど大嫌い」かぁ~。。。
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▲ by ecru-societe | 2011-08-31 05:14 | 日記 | Trackback | Comments(0)